より洗練されたclause typing conditionを目指す【生成文法解説4】

ある文が肯定文か、疑問文か etc. を決めるのは CP 層である。それは正しいのだが、昔の分析はいまいち美しさに欠けていた。ここでは、Roberts や Radford 等の分析を勘案に入れ、より美しい理論を目指す。

morphology(形態論)およびsyntax(統語論)による品詞分類の試み【生成文法解説1】

生成文法が生まれる以前の文法は伝統文法と呼ばれ、専ら「分類学」的なことをしていた。要するに、「なぜそうなるのか」の説明をほぼしないまま、ひたすら細かく分類し続けてきたのだ。生成文法の目標は、これを統一した理論で捏名することである。そうすれば、従来から指摘されていた品詞分類の問題点も解決できるはずである。