生成文法、最初の一冊

最近、リアル世界で「生成文法をやる時の最初の一冊的なものはありますか」という質問を受けるようになりました。そこで今回は、生成文法初心者向けの教材をまとめてみました。ついでに、和書のおすすめ本にも触れました。

Chomsky 最初期の著作 The Logical Structure of Linguistic Theory にアクセスするためのURL が判明【無料】【生成文法】

Chomsky の最初期の作品(=生成文法の最初期の著作)である The Logical Structure of Linguistic Theory は、長年マイクロフィルム版しかありませんでした。1975年に書籍化されましたが、やはりオリジナルを見たいものです。MIT がオリジナルのデータをネット上にアップロードしたということは知っていましたが、URL が分からなかったので、アクセスできませんでした。しかし、その URL を入手したので、公開します。

Richard K. Larson の論文集【生成文法界の名著】

どうも、ヒロアキです。 最近「Chomsky スペシャル」という、Chomsky の論文を自分流にまとめた物を作りました。しかい、これもすぐに読み終わってしまったので、今日は違う人の作品を見ました。Richard K. … 続きを読む Richard K. Larson の論文集【生成文法界の名著】

2020年代、生成文法は熱い【英語が読めなきゃ何もできない】

世間では、生成文法は未来がないとか、お先真っ暗だとも言われていますが、それは誤りです。Chomsky (2021) 等の優れた研究が、生成文法はまだまだこれからだと示したくれています。ただし、全ての研究が英語で書かれているため、英語が読めなきゃ何もできません。

生成文法家の副専攻【結論:伝統文法をすべき】

1 僕が言語学をやり始めたきっかけ:印欧祖語 この記事はちょっと特殊で、想定読者が過去の自分です。 現在の僕のステータス ①英語多読を6000万語くらいしており、大抵の洋書(英語論文)に対処できる。 ②生成文法ばかりやっ… 続きを読む 生成文法家の副専攻【結論:伝統文法をすべき】

やっと彼らの気持ちが分かってきた。古典ギリシア語やります。

1,僕から見たら不思議だった達人たち。 TOEIC満点講師の中には、フランス語検定1級や、韓国語検定1級など、英語ではない言語にも熟達している人たちがいます。 これは、本当に不思議でした。 だって、彼らの仕事は英語を教え… 続きを読む やっと彼らの気持ちが分かってきた。古典ギリシア語やります。

印欧祖語から英語の誕生までを扱った隠れた名著 唐澤一友著『英語のルーツ』春風社

印欧祖語から英語の誕生までを扱った隠れた名著 唐澤一友著『英語のルーツ』春風社 1,この分野を扱っている和書は本当に少ない  フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、ドイツ語、(昔のインドで話されていた)サンスクリ… 続きを読む 印欧祖語から英語の誕生までを扱った隠れた名著 唐澤一友著『英語のルーツ』春風社