いま、修士論文の修正作業をしています。
英文で80ページ以上あるのですが、ネイティブチェックをしてもらったところ、それなりに間違えていることがわかりました。
多くは綴りミスで、これは、word のスペルチェック機能を使えば何とかなる問題です。
ただ、校正を見ていて、本当に気がめいったのは、①単数、複数の問題、②前置詞、③冠詞、です。
これらは、ノンネイティブからすると、恐ろしく難しいです。
ここでは、単数と複数の問題について掘り下げたいです。
そもそも、日本人からすると、可算名詞と府可算名詞の区別が難しいです。
可算:idea
不可算:support, evidence, movement, etc.
僕が何度も間違えたのが support です。
例えば、receives an additional support や、theoretical supports のように、可算名詞として扱っていました。
しかし、一般的には府可算名詞のようです。
おそらく、これは evidence 等と同様に考えればいいのでしょう。
可算・不可算の区別に僕は明るくありませんが、「その言語の話者が、その名詞を数えられると思っているかどうか」が鍵になるというのはよく聞く話です。
その証拠に、(可算・不可算の区別がある言語では)言語ごとに可算・不可算の区別は微妙に異なっています。
聞いた話では、ロシア語では 「砂」が可算名詞らしいです。
なので、漠然と「数えられなさそう」なものは不可算だと思っていても、大丈夫そうです。
ただし、idea 等が可算名詞というのは、かなり不思議な気がします。
idea は抽象的で数えられないような気がします。information みたいに。
ほかにも、一見数えられそうな evidence 等は不可算です。こうしたものは、やはり一つ一つ暗記していくほかないのでしょう。