こんにちは、ヒロアキです。
以前どこかの記事でも触れましたが、僕はどうやら「止まれないタイプ」の人間のようです。
ずっと勉強をしているか、こうしてコンテンツ制作に励んでいないとダメなようです。
さて、僕のような人間にとって、動けなくなることはかなり嫌なことです。
しかし、そんな時に、自分を見つめなおすきっかけとなる出来事と出会ったりしています。
実は、僕は呑気症という症状を患っています。呑気症というのは、なかなか説明するのが難しいので、気になる人は、
呑気症(空気嚥下症)とは…苦しいお腹の張り・げっぷ [メンタルヘルス] All About
等の web ページを参照してください。
僕は多読を始めて以来、この呑気症の症状と戦ってきました。具体的に言えば、食後3時間くらいは勉強ができません。
そんな状況は、「勉強していない時間=罪深い」という意識を持っている自分にとっては、かなり苦しいものです。
こうした勉強に使えない時間を何とかしたい。そこで始めたのがブログと YouTube 活動です。
(ブログが本業で、YouTube がブログへの流入者を獲得するための副次的な手段です。)
こうして富を作っていると、「これが本を買うお金になっているんだ」と思えて、少しは気が楽です。
1 動画の書き出しが出来なくなって
僕は adobe premium pro というソフトウェアを利用して、動画の編集をしています。
そもそも、僕自身上手くこのソフトを扱えていなかったのですが、最近、Adobe で動画の書き出しができなくなるトラブルがありました。
何度やっても動画が上手く書きだせません。厳密には、書き出せるものの、それを再生できないのです。
僕自身に問題があるのだと思って、色々やってみたものの、どれも上手く行かず。
編集済みの動画があるのに、なかなかアップできない。
なかなかもどかしかったです。
なので、ここは一旦、目の前の作業を切って、別のことをすることにしました。
(ここまで融通が利く判断ができたのは、本当に数年ぶりです)
まず、MIT の博論を読むことにしました。
1980~90 年代の物は非常に簡単で、安心してだらだら読めるものが多いです。
そもそも英語が易しく、そこで躓くことはありません。
それに加え、内容も非常に平易で、数学で例えるなら、数学3までやった人が数学1をやっている感じです。
新しい理論は出てこないし、そもそも概念自体が簡単です。
なので、ストレスフリーで、本当に安心して読める論文ばかりです。
さらに、この機会を利用して、西村博之の『1%の努力』をきちんと読みました。
以前から飛ばし読みはしていましたが、きちんと読んだのは今回が初めてです。
そもそも、和書をきちんと読むのが1年ぶりくらいです。
2 「だらだら」できる環境
『1%の努力』には、「ダラダラできる環境」について載っています。
人間というのは誰しも、「がつがつ」やっている時だけでなく、安心して「ダラダラ」できる時間が必要なのだそうです。
そういわれて、「そうだな」と僕も思いました。
というのも、僕自身勉強の中で、「がつがつモード」と「ダラダラモード」を緩やかに分けていました。
Linguistic Inquiry 等、各種ジャーナルに載るような論文は、どれもこれも難しい物ばかりです。よって、頭が働く「がつがつモード」の時にやります。
一方、博士論文の多くは、それほど難しくありません。なので、リラックスして「ダラダラ」読んでいました。
僕の場合は、勉強の中にこうした「がつがつ」と「ダラダラ」を作り出して、リラックスできる環境を作っていました。
しかし、こうした「ダラダラ」できる環境を、YouTube 等、勉強外に見出している人が人口の99パーセントくらいです。
よって、利用者が、安心して、ストレスフリーで、頭を使わずに「ダラダラ」できる環境を作っておいて、そこから収益を受け取れるようにするのが賢明です。
そういった場の典型例が「2ちゃんねる」です。
「2ちゃんねる」は匿名で書き込みができる無料のネット上の掲示板です。(僕は見たことがありませんが)
ここで利用者たちが、安心して、頭を使わずに「ダラダラ」やっているだけで、管理会社には広告収入が入り続けます。
西村博之氏の本を読んで、僕も、そうした「ダラダラできる環境づくり」に励んだ方が良いかなと思わされました。
僕自身はコンテンツ制作や MITの博論を読むことでダラダラしています。なので、この「ダラダラ論」はかなり説得力がありました。
目的なんてなくて、ただ「ダラダラ」時間を消費するだけ。そんな時間はどんな人間にも必ずあります。
利用者がそれをできる環境を整備しておいて、管理者はそこから収益を受け取る。
以前の僕はそういう発想に至ったことすらありませんでした。
意図的なのかどうかは分かりませんが、こうした「ダラダラできる環境づくり」に成功している YouTuber は、概して成功している傾向にあります。
典定例は料理系動画ですね。人が料理を作っているところは、ストレスフリーで、頭を使わずに「ダラダラ」見ていられます。
大食い系もそうなのかもしれません。取れ高である「絵」は豪華ですが、内容は非常に薄く、頭を使わず「ダラダラ」見れるものが多い気がします。
YouTuber 単体で「ダラダラできる環境」を体現できていないが、あるジャンルの動画だけ「ダラダラできる環境」になっている人もいます。
例えば、YouTuber のプロレスリングシバター氏。
彼の動画には、「スシローを救いたい」等、観る者が頭を使わないといけない物が多いです。物申す系は大抵そうです。
そういうネタは、現実世界の注目度が下がると、途端に伸びなくなります。シバター氏の「スシローネタ」だって、現実世界のスシローへの注目度が下がるにつれ、再生回数は伸びなくなってきています。
それは、視聴者の「気になる」という気持ちと、「がつがつ度」との兼ね合いなのでしょう。
スシローの一件の注目度が下がるにつれ、「頭を使ってみる価値があるのか?」と視聴者は考え始めます。
(「頭を使ってでも理解したい」という気持ちを「がつがつ度」と呼んでいます。)
結果、時間が経つにつれ、こうした「スシローネタ」は再生されなくなってきます。
シバター氏の作る動画は、こうした時間が経つと伸びなくなる系が非常に多いです。
しかし、例外もあります。
シバター氏の「男の手料理」シリーズは、彼がただ黙々と料理を作る姿を映しただけなので、視聴者が頭を使う要素はゼロに近いです。
こうした動画は、急激に伸びることはありません。しかし、投稿から何年たっても、じわじわ伸び続けます。
「シバター流唐揚げの作り方」なんて今や再生数200万回以上です。
特徴的なのが、こうした「男の手料理シリーズ」のコメント欄です。
シバターファンが非常に多い。
みんな、頭を使わず、安心して、「ダラダラ」見続けられるこうした動画が好きなのです。
ダラダラできる環境を利用者に提供し、そこから収益を得ている人は強いのです。
僕もこうした「ダラダラ」タイプのコンテンツを作っていきたいと思わされました。
3 ダラダラできる環境としてのゆっくり実況
僕はブログに Google Adsense を導入しています。つまり、読者がここでダラダラできる環境づくりに成功すれば、収益は安定してくるはずです。
参考までに、僕の昨日の「不労所得」は100円くらいです。
もっとも、これはかなり上手く行ったケースで、普段は30~100円くらいの間を推移しています。
さて、僕は YouTube チャンネルも運営しています。
しかし、残念ながら、YouTube の方は登録者が1000人に届いていないので、収益化はできていません。
このチャンネルにはいくつも欠点がありますが、やはり「視聴者がダラダラ見れる動画」を量産できていないところは大きい気がします。
その点、僕が昔作ったゆっくり実況系の動画は、割と「ダラダラ見続けられる」ものだった気がします。
そもそも、ゆっくり実況というジャンルが、「視聴者がダラダラ見れるコンテンツ」として優れています。
なので、僕もゆっくり実況を再開しようと思っています。
ゆっくり実況は「ゆっくりムービーメーカー」というソフトウェアを使って作ります。
この「ゆっくりムービーメーカー」ですが、僕が知らない間に ver. 4 という新しいバージョンに移行していたみたいです。
ver. 4 の操作には慣れない点が多いですが、何とか頑張って行こうと思います。