1,英検は語彙ゲーです。
この記事は、既に英検2級に余裕で受かるレベルの実力を持っている人向けに書きます。
TOEICなら500~600点くらいです。
このレベルの人は、独学で必ず英検1級に受かります。
必ずです。
基礎的な文法と語彙は習得しているはずなので、とにかく単語をやってください。
まずは準1級レベルを何とかしましょう。
植田一三著『英検準1級英単語大特訓』(ベレ出版)をやりこむのが良いでしょう。
個の単語帳では、1語1語がしっかり解説されているのでお勧めです。
僕は2週間くらいでやりました。
次に1級レベルの単語を何とかしましょう。
植田一三著『英検1級英単語大特訓』(ベレ出版)を軸にしてはどうでしょうか。
個の単語帳では、類語後(シソーラス)になって単語が紹介されているので、英検1級に必要な圧倒的な単語の量を何とかこなせます。
僕は全て覚えていなくても1次試験には通りました。
また、『出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇[改訂版]』(ジャパンタイムズ)のような実戦形式の問題集をやりました。
僕がやったのは改定される前の古い方でしたが、実質は同じでしょう。
過去問とほぼ同じくらいの質で作られており、正解となった単語の使われる文脈が分かります。
また、不正解であった残りの3つの単語も覚えることで、さらなる語彙強化ができました。
英検1級レベルになってくると、正解となった単語はもちろん重要ですが、ポイントは不正解になった単語も拾っていくことです。
要するに出題される単語が4つとも重要な単語なのです。
読解やリスニングでも役に立ちます。
また、全てを覚えきることはできませんでしたが植田一三著『10000語レベルスーパーボキャブラリービルディング』(ベレ出版)の一般語彙セクションをやりこみました。かなり役に立ちました。
2,二次試験は対策本が必要。
二次試験は、本当に英語力がある人なら対策なしでも普通に受かります。
しかし、そんな人ほとんどいません。
昔は英検1級の2次試験に対策本は存在せず、せいぜい過去問をやるくらいしかありませんでした。
だからこそ、僕は一度不合格になってしまいました。
しかし、数か月後また受けた時、対策本が発売されていました。
植田一三著『英検1級 面接大特訓』(Jリサーチ出版)です。
これをやりこむと、頻出のトピックがあることに気が付きます。
政治、経済、教育のどれかは毎回必ず出ます。
ここら辺を対策して臨めば、勝率が跳ね上がります。
結果、僕は2回目で受かりました。
このような対策本がなければ、「独学で英検1級に必ず受かる」なんてまず言いません。
しかし、英検1級の面接は、「もう対策本が存在する=攻略が可能」な世界なのです。
6割取ったら勝ちなのです。
何も8割以上取らなくても大丈夫です。
僕は7割でした。
絶対にできます。
もっと言うなら、1次試験に受かるほどの実力があるのなら、2次試験はきちんと対策すれば受かります。
3,多読や多聴をするとなおさら良い。
英検1級にmustではありませんが、多読と多聴を積んでいたら、勝率はもっと上がります。
というか、1000万語くらい多読しているのなら、1次試験に関しては勝率98%以上です。(僕は5000万語以上やってるぞ!)
語彙問題の対策をまともにやっているのなら、ここまで多読をすると、長文問題に強くなってきます。
113点満点で合格点は80~85点くらいを推移している試験です。
90点くらいは狙えるでしょう。
僕は100点以上での合格を狙っています。
100点以上で英検1級を合格できる人は、その先の試験にもすっと通るらしいです。
国連英検特A級とかTOEIC満点とか、TOEFLiBT110点以上とか、その辺です。
なので、英検1級は良い試験なのですが、合格点が低すぎて、僕みたいな無能でも受かってしまうという欠点がありました。
しかし、100点以上で合格することを目指せば、そういう欠点も克服できます。
意欲のある人はやってみてはどうでしょうか。