留学したかったので、TOEFL iBTを受けに行ったが、やはりこてんぱんにされてしまった。
スコアはこんな感じ。
まあ、いつも通りなんの準備もせず受けた訳だが、悲惨な感じになっている。
敗因と手ごたえを整理してみた。
1)リーディング
これだけは言わせてほしい。周りがうるさくて集中できなかった。
TOEFL iBTを受けたことがある人なら分かるはずだが、この試験は人によって始まる時間が違う。
来た人順に試験会場に入っていくことになるのだが、自分は3-4番目という最初の方だった。
ゆえに、自分が長文を読んでいる間に周りの人がマイクテストを行うわけだが、まあ、集中できない。長文の内容が頭に入ってこない。
こっちは真剣に長文を読んでいる時に、周りの人が I live in ○○と言い続けると、やはりしんどい面はある。
そういう状態で1つ目の長文を読み終えて、内容が全然頭に入ってこなかったので、もう一度読んだ。
すると、制限時間が危うくなってきて、後は察しの通り。
さらに、画面の操作ミスで2点問題を失ってしまった。
まあ、対策しなかった自分が悪いのだけれども。
2)リスニング
リスニングはTOEICでも足を引っ張るセクションなので、ある程度は心の準備をしていた。
しかし、案外簡単な内容でここは拍子抜けした。
リスニングの勉強時間0秒の自分でも大まかな所は分かった。
そしてこの点数。
敗因としては、細かな所を聞けていないことが挙げられよう。
これより上を安定して取るためには、細部を聞き逃さない力が必要なようだ。
余談になるが、TOEICのリスニングで自分が苦戦する理由は、こうした細部を聞きわ切る力(音素聞き分け能力と言う)が足りていないからだろう。
TOEFL iBTのリスニングは、一つあたり3-5分の講義を聞いて設問に答えるというものが大半である。3-5分の長さの聴解素材の場合、おそらく100文近くあるのではなかろうか。だからこそ、10文くらいうまく聞き取れなくても、聞き取れた90文から全体の流れがつかめてしまうのだ。普段の勉強時間の10割が多読の自分だからこそできるスタイルなのかもしれない。多読も、100文くらい読んでいると、2-3文分からないものが出てくる。それでも100ページくらい読み進めると全体の流れがつかめてくる。
一方、TOEICでは、一つのパッセージが一分に満たない物や、一文聞いて一問答えるタイプの問題が多い。この場合、一文を聞き取れなかった時の損失が本当に大きい。無論、全体の流れをつかむ能力は大切なのだが、TOEICはとにかく問題数が多いというあの形式上、細部を聞き取る能力が本当に重要になってくる。
対策とすれば、日頃からリスニングの勉強をするしかないのではなかろうか。これ以外が思いつかない。他に策があるとすれば、留学などで海外に住むとか。
自分は、留学に行くためにまずTOEFL iBTのスコアで100点以上が必要なのでこういったテストを受けているので、このテストのために留学するという選択肢はない。
よって、日頃から鍛えていくしかないのだ。
自分の場合は、TOEIC公式問題集とTOEFL iBT Official Guideの音声をwifi機能がつぶれた初代iPhoneに入れて聞いている。
このwifi機能がつぶれたというところが大切なのである。人間というものは本当に弱い生き物で、wifiにつながっているスマートフォンやPCを見ると、ついついamazon prime videoやd アニメストアと検索してしまうもんなんすよ。
なので、僕はCDプレーヤーを買って直接リスニング素材を聞く派だった。東芝などがまだこういった「絶滅危惧種」を製造しているはずである。こうしたCDプレーヤーなら、ついついネット検索をしてしまうこともない。ただし、CDを入れ替える手間や、トラックを難十個も飛ばす手間が邪魔くさい面はあった。さらに、再生がスムーズにされないこともたびたびあり、そのたびにCDを入れなおして、難十個もトラックを飛ばすという手間が生じていた。
そんなある日、5年間使ったiPhone SEがついに壊れてきた。iOS15.1にアップデートしたあたりから、wifiの機能が作動しなくなった。
そこで、Androidに機種替えしたのだが、このwifiにつながらないiPhoneが本当に英語の学習に役立つ。
ケーブルでPCにつなげば、ほぼ無尽蔵にCDの音声を読み取るし、一度データを入れる手間さえかければ、CDの差し替えなしでいろんな音源を聞くことができる。さらに、何十個分のトラック移動も一瞬で終わる。スピーカーの品質もそこそこ良く、普通に聞いていて違和感は一切ない。さらにイヤホンジャックがあるから、イヤホンを一瞬でさせるし、今のところblootoothは作動しているので、手持ちのヘッドフォンとの連携性も問題なし。
それでいて、ネット検索は一切できない。何度も言うがwifi機能が壊れていて、今となってはSIMカードもない。実質画面の大きなipodだ。
じゃあ、iPod使えばいいじゃんと言われそうだが、自分が元々使ってきて、今でも持っているのはipod nanoである。これでは画面が小さすぎて、『TOEIC 公式問題集 8 disc1』というタイトルの『TOEIC 公式問題』くらいまでしか表示されない。こうした公式問題集は今のところ8冊出版されているはずだが、付属CDを全てipod nanoに入れたとすると、CD16枚分のタイトルが、『TOEIC 公式問題』までしか見えないように表示されてしまう。これはキツイ。「よーし、今日は公式問題集 3のdisk 1をやるぞ」と思ってipodを開けても、16個のアルバムが『TOEIC 公式問題集』の所までしか表示しない形で出てくる。イライラする。
しかし、初代iPhone SEの画面サイズになるとさすがに全文は表示されないが、タップすると一瞬で全タイトルが見える画面まで行ける。そして、人を誘惑するwifi機能がない。なんと便利なことか、英語のリスニングのための勉強にうってつけである。
3)スピーキング
TOEFL iBTのスピーキングセクションで一番難しかったのは、最初に出てくる問題だった。
トピックを読み、それについて英語で答えると言ったものだったはずだ。この手の問いはヒントが無いので、自分で答えを一からくみ上げていく必要がある。ここが一番きつかった。多分0点かそれに限りなく近いレベルの低い点数になったと思う。
それから先は、記事を読んで、さらに講義を聞いて答える形式が多かったので、言うことが決まってくる。よって、手ごたえとして、そこそこできたんじゃないかと思っていたが、結果は撃沈。
詳細はまだスコア表が届いていないから分からないが、ここも採点官が見るとまだまだ足りていないのだろう。確かにぎこちない面はあったと思う。
しかし、これをどうやって対策していくのか、自分でも良く分からないというのが現状だ。こうした現状を打開するべく、海外留学をしたかったのだが、そもそもTOEFL iBTの点数が取れていないと行くことすらできない。なかなか厳しい。
まあ、解決策は考えてある。読者は近日中に分かると思う。
4)ライティング
普段から書く習慣がない。これが大きい。
integrated tasakと呼ばれる、記事を読んで、講義を聞いてから書く形式は楽だった。書くことが決まってくるから。でも点数はあまり伸びなかった。やはり書く習慣がないと厳しいのか。
最後の問題、お題についてただ書いていくだけというもの。これは、できたのかできてないのか自分でも良く分からない。とにかくひたすら書いて、320語くらい書いたところで時間切れだった。今思うと、つたない表現や、英語として怪しい文も多く書いてしまったかもしれない。そして、何より、説得力のある論理構成には程遠かったと思う。
まあ、反省点はこのくらい。