1,どうも、多読玄人です。
1か月に英語多読100万語以上をかれこれ4年以上続けている者です。
多読って大事なのか。
多読をして何が変わるのか、
色々な疑問に答えていきたいと思います。
2,多読は僕には有効でした。
勉強法は人によりけりです。
ある人にあう勉強法が他の人にあうとは限りません。
例えば音読。
音読で英語力が伸びる人はいると思います。
そういう人が、自分がその方法で成功したからと言って、「この方法しかない」みたいに音読を宣伝するのはどうかと思うんですよ。
もちろん、一般論として、音読は有効だと思います。
しかし、僕はだめでした。
音読をやってもやっても、一向に成果が上がらず、劣等感だけが積み重なっていきました。
そこで語彙増強(要するに、英単語を覚えまくった)してから多読しまくると、英語力がめきめき伸びました。
どれくらい伸びたかというと、自分の力が伸びているのが自分で分かるくらい伸びたのです。
それまでは長文が本当に苦手で、そのせいでセンター試験英語を最後まで解き終わることができず、159点を取ってしまいました。
そうして、第一志望だった京都大学文学部を諦め、総合人間学部に進学しました。
その僕が、余裕でありとあらゆる洋書を読みこなせるようになっていきました。(クラシックなど例外は存在する)
もちろん何年もかかりました。しんどかったこともありました。
しかし、やめようと思ったことは一度もありません。
だって、自分の力が伸びているのが自分でも分かるし。何より面白かったので。
自分が面白いと思う本しか読まなかったので、それは当たり前です。
3,初心者はどういう本を読んだらいい?
レベルがついてるやつです。
使用する語彙、文法を絞っているものが図書館や本屋にあるはずです。
例えばOxford Bookworm series.
これはレベル付き洋書の代表格です。
中でもFactfilesという、ノンフィクション系が初心者には向いていると思われます。
タイタニックとか恐竜とか宇宙とか、要するに物語ではないものです。
小説ならば、物語の世界観、登場人物の人間関係などをいちいち把握していく必要があります。
しかし、こういったノンフィクション系ならば、題材は既に我々が知っていることです。さらに、登場人物の人間関係を覚える必要がありません。楽です。
また、ラダーシリーズもいいですね。
4,中級者は何を読むべき?
やはりレベル付きを主軸に据えながら、時たまレベルのついていない物も読んでみてはどうでしょうか。
Daren Shanくらいなら、無茶苦茶な難易度ではないので多分大丈夫です。
要するに、無茶しないレベルの本を探してください。
世の中には、英語多読ガイドブックなるものがあります。
いろいろな洋書のおすすめ度と難易度が載っている本です。(もちろん全てを網羅しているわけではない)
ここで、自分がそれほど苦労しなくても読める難易度を探ってみてください。
Level5,0くらいなら大丈夫だから、6.0を目指してみようとか、そうやって活用するのがいいのではないでしょうか。
5,上級者はどうしたらいい?
多少無茶をして下さい。
ヒマラヤ山脈を登った後は、富士山が楽に登れると思います。
一度、自分の専門分野で「ヒマラヤ山脈」に当たる難易度の洋書を探してみてください。そして、登ってみてください。
僕の場合は、Noam ChomskyのThe Minimalist Program (MIT Press)でした。
僕はこれをもう3回読んでいます。
すると、他の本が簡単に思えるようになりました。